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コラム / サックス

2017年08月01日

リードは選んで使いましょう!


ここのところ毎日全国各地で真夏日が続き、湿度も高いためリード楽器奏者には厳しい夏がやって来ましたね。

湿度が高いとリードの尖端がうねり、まともに音が出せなくなったりもします。

かと言って冬の乾燥も困りものだったりするのですが。

しかし湿気が凄いから、乾燥が酷くて音が鳴らしにくいからという理由でサックスを吹くことをお休みしてしまっては、ほぼ年中練習出来なくなってしまいます。

「温度も湿度も一年中安定している室内でしか楽器を保管しないし練習もその部屋でしかしないから大丈夫」という方を除き、殆どの方がレッスンや練習で楽器を外に持ち出されることと思います。

その瞬間からリードの状態は変わっていきます。

なんならリードを買ってパッケージを開封した瞬間から変わります。

その日の天気によっても変わります。

その変化がリード楽器の手間のかかる所であり、面白い所でもあります。

大切なのはリードを購入後、湿気や乾燥に負けない「鳴るリード」を見つける事です。

 

先ず第一に鳴るリードとは何かと言う話になります。

 

私のレッスンの場合、新しくサックスを始めるという方には新品のリードを一箱楽器店でご購入いただくようお勧めしています。

大抵の方は一箱購入していただけるのですが、たまにバラ売りしているリードを一枚だけ購入する方もいらっしゃいます。

確かにあらゆる楽器店でリードのバラ売りをしていますし、一箱に約五千円もかけるより一枚数百円で済むのなら安い方を選ぶのが人というものだと思います。

ただ、それならば何故バラ売りを買うことよりも一箱買うことを私がわざわざお勧めするのか。

この点が先の「鳴るリード」問題に直結するのです。

リードというものは新品でも全て同じものというわけでは無く、一枚一枚全て状態が違います。

それは目視でわかるようなものでは無く、実際にマウスピースに着けて吹いてみなければわかりません。

試しに一箱に入っているリードを全て片っ端から吹いていただけると違いが実感出来るかと思います。

あるリードはいつもと同じように吹いている筈なのにうんともすんとも言わない。

かと思えばあるリードはさっきのことが嘘のようにスッと音が出る。

実際にこれだけの違いが顕著に出ます。

どれだけ頑張って息を入れても満足に音にならないリードで練習するか、息を入れたら直ぐに音になるリードで練習するか。

吹奏感と音色、練習効率を考えると後者になるでしょう。

息を入れたら息の音しかしない、息の音がした後に音になる、というリードは練習している間に苦しくなってしまうので選ばない方が無難です。

息を入れたら何の異音も挟まずに音が出る。

これが「鳴るリード」ですので、そう言ったリードを探すようにしましょう。

鳴らないリードであっても期間を置けば鳴るリードに成長することも多々有るので、捨てずに保管しておきましょう。

 

たまに、練習してもちっとも上手くなれないからサックスを辞めるという方がいらっしゃるそうです。

原因は他にも有る可能性は有りますが、練習しても上手くならない最大の原因はリードに有ると私は考えます。

サックスを始めたばかりという方の殆どがリードは選ぶものということをご存知では有りません。

楽器の組み立て方から載っている親切な教則本の多くにもリードは選びましょうというようなことは書いていない事の方が多いですからご存知無いのも仕方が無いことです。

ですので多くの方が自分には合っていないリードで練習して、結果的に辛く苦しくなっていらっしゃいます。

どれだけ頑張っても音にならないリードで吹き続けた所で、一曲吹き終わる頃には這う這うの体です。

それでは辞めたくなるのも無理は有りません。

しかし、「吹いていて苦しい。音が出しづらい気がする」という方にリードを選んでみるよう提案して私と一緒に探すと、鳴るリードを見つけた時には「こんなに違うものなんだ!」と、皆さんとても驚かれます。

吹きづらいリードでは自分の表現したい音を思う通りに出してはくれません。

それは楽器を始めたばかりの人にも無関係では有りませんし、初心者の方こそリードを選ぶという作業はその後も長く楽しく楽器を続けていくという意味に於いてとても重要です。

冒頭でリードは湿気と乾燥に弱いというお話をしましたが、鳴るリードを見つけたと思っても湿気と乾燥に晒されてその後直ぐに状態が変わるということはよく有ります。

リード選びをした後は油断せず、暫く様子見をしていただくことをお勧めします。

最近では湿気と乾燥に強い樹脂リード等が出回るようになり、便利なので私も使っていますが、やはりケーンリードとは音色や印象が変わります。

多少選ぶ手間がかかったとしても、曲によって自分の表現したいニュアンスを一枚一枚追求してみるのも楽しいですよ。

リードをご購入の際は是非一箱で、開封したら先ずは全て吹いてみてください。

そもそもの厚み(2 1/2、3 等)の選択を間違えていなければ必ず楽に吹けるリードが有ります。

 

サックス講師 山下

 

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