安定したアンブッシュアで吹くために【クラリネット】

こんにちは!クラリネット講師の松本です!

前回はクラリネットという楽器について、「生徒様からよくある質問」という内容で書かせて頂きました。
よろしければ、下記ページよりご確認いただけますので一度そちらもご確認いただけたら嬉しいです!

前回のコラムはこちら→ よくあるご質問1【クラリネット】

さて今回は安定したアンブッシュア(咥える口の形)で吹くためにはどうすれば良いのかということについてまとめてみました♪

実はこのアンブッシュアがクラリネットを吹く上で最も大切なのです!
よくクラリネットの教則本のはじめのページにアンブッシュアの写真や絵について説明されているかと思います。
基本的には記載の通りで良いのですが、ここでは+αとして最も抑えておきたいポイントを以下にまとめました!

①マウスピースパッチをはる

マウスピースパッチをはる

マウスピースパッチ無しだと、ツルツル滑り口元が動いてしまい安定しにくくなります。
そのため、マウスピースパッチを貼ることをおすすめします!
厚みはいろいろありますが、おすすめは 0.3~0.8あたりです。

②前歯の位置

マウスピースの先端から、約0.5~1cmあたりのところまで前歯の先端がきます。
最初は、歯の位置がなかなか分かりづらいので、マウスピースパッチの先端を切って、前歯の先端が当たる位置くらいの場所にマウスピースパッチの上から貼ってみてください。

そうすると、咥えた時にストッパーの役目を果たしてくれるので前歯の位置がここかという場所が分かりやすくなります。
もしもう一枚用意するのが厳しい場合は、代用として黒のビニールテープを3枚ほど合わせたものを上からストッパーの役目としてつけても良いです。

③下唇と下の歯の位置

だいたいリードの半分あたりに下唇は当たります。
この時、下唇は、下の歯の上にかぶせている(のせている)状態になります。

分かりにくければ指でこの辺りと当てながら咥えてみても良いと思います。

②.③の位置が、実際に咥えた時には自分には見えづらいので、必ず大きめの鏡をみて右、左、正面を向いて無理に咥えた状態になっていないか確認してください。
この時、普段座っている姿勢、立っている姿勢で自然に前を向いている姿勢でいることが大切です。

ここでワンポイント!!

なぜ上記の位置がおすすめなのかということについてです。
リードを装着した状態でマウスピースを横から見てください。

リードとマウスピースの間の小さな隙間

リードとマウスピースの間に小さな隙間が見えるのが分かりますか?

では、リードの半分より上のあたりを指で優しく押さえてみてください。

→ 隙間がなくなってしまいましたね。

では、③の位置あたりで先程と同じように指で優しく押さえてみてください。

→ 隙間が見えたままの状態かと思います。

この隙間こそリードが振動する隙間です。
この隙間が無くなってしまうと「音が出にくい」「力ずくで無理やり鳴らしてしまう」など思うように吹くことが難しくなってしまいます。

つまりリードがしっかり振動してくれていることこそ良い音で楽に吹けているということなのです。

同じく、強く噛みすぎるとリードの振動を止めてしまうことになるので、口元の力加減も含めて、是非一度ご自分の奏法を見直してみてください。

文章では分かりづらいこともあるかと思いますので、各講師のレッスンを受けながら直接相談していただくことが一番おすすめです!!

少しでもお悩み解決への導きが出来たのであれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました!

クラリネット講師 松本

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