DJの基本的な仕組みについて

今やTVなどでも見る機会が増え、趣味として始める方も多いDJ。
昔は、DJを始めるには最低でも10万円以上かかり、そして、レコード・レコード針・ヘッドホンなども揃える必要があり、周囲にDJなどがいなければ、ほぼ独学で行う必要がありました。
しかし現在は、パソコンと2~5万円出せばDJコントローラーという機能性が高い機材を購入出来るので、比較的、簡単に始める事が出来るようになりました。
今回は、改めて、DJとはどのような仕組みなのかを説明させていただきます。

ミキサーについて

ターンテーブルは針を落として音を流していますが、
大切になるのは、ターンテーブルに挟まれた「ツマミ」や「フェーダー」が付いている少し複雑そうな「ミキサー」という機材です。
何をする機材かと言うと、音量、低音・高音、エフェクトといった左右のターンテーブルの司令塔になります。

dj-mixer

フェーダーについて

一番下に付いている左右に動く「フェーダー」を動かすことで、右のターンテーブルから、左のターンテーブルから、または両方から音を出すのかを調整します。

・右いっぱいにフェーダーを切ると → 右だけ音が出ます。
・左いっぱいにフェーダーを切ると → 左だけ音が出ます。
・真ん中(どちらにもフェーダーが切れていない) → 左右両方の音が出ます。

その他の調整について

上の方に付いている「ツマミ」はそれぞれ、高音、中音、低音の調整が可能です。
最近のミキサーには、filter というエフェクトも付いている事があり、楽曲をミックスする際に使用します。
定番の使い方では、次に繋ぐ楽曲A、現在流れている楽曲Bがあるとすると、Aの低音をカットし、音量を調整しながらBの低音とAの低音を入れ替えるという方法です。
楽曲にもそれぞれ特徴があるので、使い分けてミックスする事で違和感なく繋ぐ事が可能となります。

スクラッチとは?

DJといえば、誰もが知っている代名詞の一つでもある「スクラッチ」。

例えば、左側のターンテーブルは楽曲を流し、右側のターンテーブルを手で触れて、早く前に再生させたり、逆に遅くしたりし、フェーダーを左側 → 両側 → 左側 と素早く右側のターンテーブルから出ている音をカットする事でスクラッチ音を出すことが出来ます。

turntable

このスクラッチにはさまざまな技があり、
有名どころでは、ベイビースクラッチ、クラブスクラッチ など、リズムに合わせてフェーダーを切っていくとかっこいいスクラッチが可能となります!

音楽の知識は必要?

DJは音楽知識がないと出来ないと言うことはありませんが、知っておくとよりDJを楽しむことが出来ます。
小節数や拍数だけでも理解しておくと、曲の繋ぎ方のバリエーションは広がります。

しかし、まずは機材を揃えたら、とにかく好きなように触って遊んでみて機材に慣れる事が大切です。
そして、分からない箇所があれば、レッスンでいつでもご相談ください!

DJ講師 DJランチビーツ

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